より音楽的な左右のバランス

〜より音楽的な左右のバランス〜
「右手のメロディは大きく、
左手の伴奏は小さく」
基本の形なので、
こう伝える場面が多くあります
けれど、成長に従い
こう伝えるだけでは
足りない場面も多く訪れます
音楽的な演奏を目指す時に伝えたいのは
「対旋律」の存在です
メロディでも伴奏でもない
「対旋律」を
どれくらいのボリュームで弾くのかで
全体の立体感が変わります
それはメロディを弾きながら
ハモリのように対旋律を弾く時もあれは
メロディが歌い終わり対旋律が出現する時も
または左手が伴奏と対旋律を
同時に弾くこともあるし、
左手は和音ではなく
ずっと対旋律のような曲もあります
ピアノはその全てを1人で演奏するので
「パートの弾きわけ」はとても重要で
どんな音量でその存在を知らせるか
その強弱が表現となって音楽が作られます
またメロディだから大きく
対旋律だからメロディより小さく
とも限りません
前後の流れを見ると
メロディと同じくらい
対旋律が重要なこともあります
メロディ以外のパートも美しく歌い
重なり合った「縦の音」を
よく理解し把握することが
より音楽的な演奏に繋がります
子供達に伝えるタイミングですが
私自身はブルグミュラーの前に
「はじめてのギロック」を使っています
はじめてのギロックについて
次回へ続きます

ito-piano

福井県あわら市にある音楽教室です https://itopiano.jimdofree.com/

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