ピアノ演奏の技術「フレーズの作り方」
★ピアノ演奏の技術
「フレーズの作り方」
ブルグミュラーやソナチネになると
スラーがたくさん、出てきます
スラーは「なめらかに」
という意味でもありますが
もうひとつ大切な意味があります
それは「歌のまとまり」を
表していることです
文字の場合は句読点があり
例えば
「げつようびは、ピアノにいきます。」
この句読点にあたるのが
スラー(フレーズ)です
スラー(フレーズ)を守らないと
「げつよ、うびはピ、アノにいきま、す」
「げつようびはピアノにいきます」
などのように、
言いたいことが伝わりにくくなります
ここで、このフレーズを表すスラーの
上手な弾き方ですが
ただ音が繋がっているだけでは
美しいフレーズとは言えません
気をつけるコツは
①手首の動きもひとつにする
②スラーをなぞるように音楽にも山を作る
➡︎①について、本人が繋げているつもりで、且つ実際に繋がって聞こえるのになんとなく音楽的でない場合があります。そんな時は、手首の動きがスラーと連動していない場合が多いです。ひとフレーズを弾く時には手の動きもひとフレーズ(1回)にするのがコツです
➡︎②について、スラーは左から右に曲線になっていますので、スラーの始まりは少し弱く始まり、真ん中に向かってやや膨らまし、スラーの終わりは少しすぼめる、と音の大きさ(深さ)を少しずつ変化させると、フレーズが棒にならず、音楽的な流れを作ることができます
ちょっとしたことですが、こうするだけで
音楽が整頓されて美しく聞こえます
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