手元を見ずに弾くということ

手元を見ずに弾くということ

子供達の中には
手元を見ないと安心して弾けない子がいます

楽譜も見ないといけないので
目線が上下にふらふらしてしまい
鍵盤から顔をあげたらどこを弾いているのかが分からなくなり、止まり止まりでしか弾けないのがそういう子達の特徴です

恐ろしいことですが
そういう弾き方はクセになります
弾けるようになり暗譜をした後でも、なんとなく無意識に弾き直してしまうのがクセになるのです

音楽は動いているので
その流れを止めることが1番良くないことです

小さな頃から音楽の流れを感じるためには

・止まっていない完成された音楽を多く聴くこと(鑑賞)
・ブラインドタッチを覚えること(手元を見ずに弾く=鍵盤の幅感覚を手で覚える)

階段を上り下りするときに足元を見なくても進めるように、幅の感覚というものは繰り返し運動をしているうちに身につきます

逆にミスしないように
鍵盤を見てばかりいると
感覚で覚えることが出来ませんから
いつまで経っても見ないと弾けないままになってしまいます

初見の練習はブラインドタッチの訓練に
とても有効です
テキストの曲だと弾き慣れていて
つい、楽譜から目を逸らしがちです
初見は苦手な子達でも
楽譜ガン見で弾くしかないので
自然とブラインドタッチになります

簡単な曲を弾いているうちに
音の幅を覚えられるよう

正しい楽器を目の前にし
正しい姿勢で・顔を上げて
ピアノに向かうようにしましょう


0コメント

  • 1000 / 1000